予防接種とは
当クリニックでは予防接種(ワクチン接種)を行っています。ワクチンを接種することで、特定の感染症に関して免疫を獲得できるようになるほか、万一その感染症にかかったとしても、重症化するリスクは減るようになります。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは、一部の場合を除いて、すべての人が接種可能です。ワクチンによる免疫ができて効果がでるまでには約2週間かかるので、流行シーズン前(秋から初冬にかけて)ご提供しています。「ウイルスに感染しても発症を抑える」または「発症しても重症化させない」ために、次のような条件に当てはまる方は、特にワクチン接種をおすすめします。
- (1) 65歳以上のすべての方
- (2) 60歳以上65歳未満の方で心臓、呼吸器、腎臓の疾患を有される方
- (3) 糖尿病の方
- (4) 児童や学生など、集団感染する可能性が高い方
インフルエンザワクチンの接種は原則的に全額自己負担となりますが、(1)(2)に当てはまる方は浜松市の公費助成を受けられます。公費負担の場合は適用期間がありますので、市のホームページをご確認ください。
肺炎球菌ワクチン
日常生活でかかる肺炎のうち、最も多いのは「肺炎球菌」という細菌による肺炎です。それを予防するためにできることとして肺炎球菌ワクチンの接種があります。接種時期は、1年を通じていつでも可能です。
肺炎球菌ワクチンには23価(商品名:ニューモバックス)と13価(商品名:プレベナー)の2種類があります。
- ニューモバックス:5年ごと継続的に接種することが推奨されており、一部公費での助成が受けられます。
- プレベナー:公費助成はありませんが、生涯1回の接種で長期予防効果があります。
肺炎球菌ワクチンの公費助成や対象者の詳細につきましては、浜松市のホームページをご参照ください。
≫ 高齢者用肺炎球菌予防接種/浜松市
小児を対象とした予防接種
予防接種には定期接種と任意接種があります。定期接種とは「予防接種法」に位置付けられている予防接種のことであり、公費負担となり無料です。一方、任意接種とは「予防接種法」で規定されておらず、希望によって受ける予防接種のことであり、原則自己負担で有料ですが、対象年齢などの条件を満たすと助成を受けることができる接種もあります。
- 定期接種
- 三種混合、二種混合、麻疹風疹混合、麻疹、風疹、日本脳炎、BCG など
- 任意接種
- インフルエンザ、おたふく、水痘、肺炎球菌、狂犬病、Hibワクチン など
詳細は浜松市子育て情報サイトの対象ホームページをご参照ください。
≫ 予防接種 | 浜松市子育て情報サイト ぴっぴ
準備に数日かかりますので、接種を希望される場合はお電話もしくは窓口でご相談ください。予防接種には母子手帳、保険証、予診票が必要となりますので、必ずご持参ください。